2012年3月20日火曜日

ほうれん草のビタミン

ほうれん草のビタミン

ほうれん草をいつも茹でています。



先日テレビでブロッコリーを茹でるとビタミンがほとんどなくなると知りました。



ほうれん草も茹でると、ビタミンはかなり減りますか?







茹でると栄養価が減るビタミンというのは、水溶性ビタミン(ビタミンB群とC)です。ほうれん草に含まれている水溶性ビタミンも、確かに茹でればかなり減ります。



でも、ほうれん草に含まれている水溶性ビタミンは、元々そんなに多い方ではなく、それよりも脂溶性ビタミンであるビタミンAの方が、圧倒的に含有量が多いです。脂溶性ビタミンは茹でても栄養価の損失は、ほとんど起きませんから、「ほうれん草を茹でたら、折角の栄養がなくなっちゃう」なんて心配は、大して意味がありません。それよりも、茹でることで、ほうれん草に含まれる蓚酸(しゅうさん)というアクを除去する効果の方が、ずっと意味があります。蓚酸は、食べた時に口の中がごわごわするようなエグミの元であるだけでなく、過剰摂取すると腎臓結石や尿路結石の要因となり得る物質です。従って、食べた時の味を良くして、尚且つ健康を害しにくくするという意味で、ほうれん草は遠慮なく茹でて食べてください。バターソテーする時も、さっと下茹でしてから炒めた方が、エグミが抜けて、よりおいしくなります。

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